› とって食べる › 2021年09月

2021年09月08日

9/26(日)ガチ!生物多様性塾【受講生によるプレゼン大会】を見に来ませんか?

【ガチ!生物多様性塾】 by 昆虫食倶楽部




6月にスタートした中学生・高校生向けの講座「ガチ!生物多様性塾」ですが、
勉強会と3回のフィールドワークを終え、9/26の「受講生によるプレゼン大会」に向けて準備を進めております。

われわれスタッフにとってもとてもチャレンジングな企画で、始まる前はどうなることかとても不安でしたが、いろいろな方が協力してくれたことと、なにより受講生たちの前向きな取り組みのおかげで、とても充実したプログラムになっています。

「良い勉強になった」「貴重な体験ができた」で終わるのではなく、それらを通して感じたこと、自分の頭で考えたことを「伝える」までやってこそより深い学びになることでしょう。

受講生が、勉強会、フィールドワーク、グループディスカッションなどのプログラムを通して、体験したこと、学んだこと、考えたことを”自分の言葉で”プレゼンテーションします。

ぜひ聴きに来てください。


ガチ!生物多様性塾 受講生によるプレゼン大会

<日時>
2021年9月26日(日) 13:30~16:00


<場所>
浜松こども館分室ここいーらギャラリー1(ザザシティー浜松中央館5F)


<聴講費(資料代)>
大人:500円
高校生以下:無料


【申込方法】

  ↑こちらより入力をお願いします↑

もしくは下記メールアドレスへお名前、ご連絡先をお知らせください。
メールアドレス:tottetaberu@gmail.com



6/20オリエンテーションの様子
https://torutabe.hamazo.tv/e9192035.html

7/10勉強会「池の水」抜くのは誰のため?~みんなで考える生物多様性~ の様子
https://torutabe.hamazo.tv/e9215821.html

7/11フィールドワーク① 里山×生物多様性 with 椎ノ木谷保全の会 の様子
https://torutabe.hamazo.tv/e9221634.html

7/18フィールドワーク② 外来種×生物多様性 @佐鳴湖 の様子
https://torutabe.hamazo.tv/e9240173.html

8/8フィールドワーク③ 川遊び×生物多様性 with浜松魚部 の様子
https://torutabe.hamazo.tv/e9241990.html

8/22プレゼン相談会① の様子
https://www.instagram.com/p/CS6P6xQn0gI/?utm_source=ig_web_copy_link





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【お問い合わせ先】
昆虫食倶楽部 夏目恵介
電話:090-9900-0928
メール:tottetaberu@gmail.com

  

2021年09月07日

9月11日・12日 佐鳴湖にてカメ捕獲します。お手伝いしていただける方募集中です

【とって食べる】 by 昆虫食倶楽部



9月11日(土)、12日(日)に佐鳴湖にてカメ捕獲します。
お手伝いしていただける方募集中です。

簡単な作業ですので、だれでも参加いただけます。
子どもと一緒での参加もOKです。

ご協力よろしくお願いします。





<日時>
罠設置:9月11日(土) 9:00~11:00ごろ


罠回収、計測:9月12日(日) 9:00~12:00ごろ 

※今回は罠回収も午前中になりますのでご注意ください
※少雨決行です(大雨の場合は中止します)


<集合場所>
佐鳴湖公園北岸管理棟


<持ち物>
汚れても良い服装、長靴、ゴム手袋(軍手)、タオル、水分 


<捕獲されたカメの取り扱い>
ミシシッピアカミミガメ→緊急対策外来種のため駆除
クサガメ→外来種だが取り扱い方針が未決定ため持ち帰って一時飼育
イシガメ→標識(甲羅に穴をあける)後リリース
スッポン→リリース


<新型コロナウイルス対策について>
野外での活動ということもあり、マスクの着用は必須とはせず各自で判断してください。

体調が悪い方は参加を取りやめてください。

活動後、しっかりと手洗いをするようにお願いします。


ご参加いただける方は夏目までご連絡ください
携帯:090-9900-0928 メールtottetaberu@gmail.com


大きなハナガメがかかっていたこともあります




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2021年09月04日

ガチ!生物多様性塾フィールドワーク 川遊び×生物多様性 with浜松魚部 開催しました

【ガチ!生物多様性塾】 by 昆虫食倶楽部




中学生・高校生対象の講座【ガチ!生物多様性塾】

8/8に フィールドワーク 川遊び×生物多様性 with浜松魚部 を開催しました。

6/20オリエンテーションの様子
7/10勉強会「池の水」抜くのは誰のため?〜みんなで考える生物多様性〜の様子
7/11フィールドワーク 里山×生物多様性 with 椎ノ木谷保全の会
7/18フィールドワーク 外来種×生物多様性 @佐鳴湖


川遊びをすることが生物多様性の保全にどう関係するのかを調べるために・・・

といったカタい事は抜きに、今回は受講生と一緒に川遊びを思いっきり楽しみに阿多古川に行ってきました!


こんなところ

このフィールドは静岡大学農学部 上阿多古-地域フィールド科学教育研究センターの許可、ご協力を得て使用させていただきました。
プライベートでの立ち入りはご遠慮ください。


今回は浜松魚部のイベントとの共同開催
まずは浜松魚部キャプテンの山内さんより川で楽しく安全に遊ぶための心得を伝授してもらいました。


さっそくタモ網をもってガサガサ(水中の生き物を捕まえる)


川にもぐって観察する人

川の中はこんな感じ



釣り組


そこら辺にはえていた竹で作った釣り竿で釣れました


捕まえることができたのはカワムツとヌマチチブがほとんどでした
その他会えた生物は、アズマヒキガエル、カジカ(両生類)、サワガニ、アユ、ツクツクホウシ、ヒグラシなど





そしてここでも【とって食べる】が始まります
カワムツ意外と美味しい


そのとなりでは、すかさず胃の内容物をチェックする人
トンボのハネのようなものがありました
ムシャムシャ食べるんですかね

いろんな人がいで面白いです


立派な三又のシカの頭骨


アズマヒキガエル
たたずまいがかっこいい


昼食後は水遊びタイム
熱中症警戒アラートが出ていた日でしたが、川辺は涼しくてとてもよい気持ちでした



最後にまとめとして

浜松魚部キャプテンの山内さんから、
昔と比べて身近な自然の中で遊ぶ機会が減っている。自然と触れ合わないと生き物が減っているのか、増えているのかも分からない。
各自がフィールドで感じたことを大切にしてほしい。
とお話をいただきました。


戸田先生から、
ここへ来る途中にある三方原用水の太いパイプを題材に、浜松での暮らしを支える山の役割について、問いかけがありました。

導水幹線1号サイホン←これです


夏目からは、
今日感じた楽しさ、気持ちよさは生物多様性が豊かであってこそ感じられるものだということを、勉強した「生態系サービス」という言葉に繋げてお話しました。


いずれもフィールドでの体験をしたあとだからこそ、より深く受講生に伝わったのではないかと思います。
とてもよいフィールドワークができました。


受講生の感想より

・数年ぶりの川遊びを通じて、あのように、自然を体感できる場所を、今後も残していきたいと、感じました。自然に興味を持ち、問題を真剣に考えるには、体感するということがなにより大切だと思います。

・魚がたくさんいたのに、1匹も捕まえられずとても残念でした。普段見られない生き物がたくさんいて、良い経験になりました。特に魚をさばいたことが、印象に残りました。また機会があったら、食べてみたいです。

・川のルールについても確認できて良かったです。深いところで岩から飛び込んだのが一番面白くて、何度もやりました。夏の川遊びはすごく楽しいのでまた行きたいです。



これで3回のフィールドワークも全て終わり、今後は9/26のプレゼン大会に向けての準備を進めていきます。






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2021年09月04日

ガチ!生物多様性塾フィールドワーク 外来種×生物多様性 @佐鳴湖 開催しました

【ガチ!生物多様性塾】 by 昆虫食倶楽部




中学生・高校生対象の講座【ガチ!生物多様性塾】

7/18に フィールドワーク 外来種×生物多様性 @佐鳴湖 を開催しました。

6/20オリエンテーションの様子
7/10勉強会「池の水」抜くのは誰のため?〜みんなで考える生物多様性〜の様子
7/11フィールドワーク 里山×生物多様性 with 椎ノ木谷保全の会


外来種をめぐる問題と生物多様性の関係を探るためのフィールドワークとして、昆虫食倶楽部が月イチで行っている佐鳴湖でのカメの捕獲活動に参加してもらいました。


受講生は全員が胴長付き長靴を履いて佐鳴湖へIN!!
とても暑い日でしたので胴長の中は汗だくですが、それでもなぜかテンションが上ります。
(熱中症には気をつけましょう)


佐鳴湖を湖岸から眺めたことがある人は多いと思いますが、佐鳴湖の中から眺める周辺の景色もなかなか良いです。


佐鳴湖はとても浅い湖なのです。
(とはいえ、入るときは十分気をつけてくださいね。底が細かな泥の場合、足がうまって動けなくなります。)


前日に仕掛けた20個のカメ用罠を引き上げていきます。



在来種のニホンイシガメがいました。


捕獲したカメの種類やサイズを記録していきます。


スッポンもいました。



昆虫食倶楽部では捕獲したカメは種ごとに下記の通りに対処しています。

ミシシッピアカミミガメ→緊急対策外来種のため駆除(殺処分)
クサガメ→外来種でイシガメと交雑してしまうリスクがあるが、取り扱い方針が未決定ため持ち帰って飼育
ニホンイシガメ→標識(甲羅に穴をあける)後リリース
スッポン→リリース


ミシシッピアカミミガメは冷凍にて殺処分する方法を採用しています。
受講生にも冷凍庫にカメを入れる作業を手伝ってもらいました。

その際、
・冷凍による殺処分は、カメの専門家のアドバイスをもとに各地で実際に行われている方法である
・動物の殺処分はできるだけ安楽死にするのが原則(無駄に苦しめない)
・でも、カメを冷凍する方法は、苦しんでいるように見える個体もいて安楽死とは言い切れない
ことを伝えました。

この場面は受講生たちの印象に強く残ったようで、このあとのグループディスカッションで話題になりました(後述します)。



「良い体験ができた!」だけで終わらないのがガチ!生物多様性塾!
とても暑い中での捕獲体験でしたが、その後は近くの協働センターに移動して勉強会の部です。

まずは
・外来種とはどのような生き物なのか
・外来種はなんのために駆除するのか
・外来種問題を防ぐためにできること
・5年前から行っている佐鳴湖でのカメ捕獲活動の成果
などについてレクチャーしました。

「外来種」という言葉自体はテレビなどの影響で知っている人が増えてきましたが、イメージ先行で大切な部分が正しく理解されていないことも多いように思います。(外来種=悪者→退治みたいな単純なイメジなど)
外来種問題の基本について改めて勉強することはとても大事です。


続いてグループディスカッション
今回のフィールドワークに参加して感じたことや、外来種問題に関する質問などについて話し合いました。





外来種を殺処分することの是非や方法についての話題が多く出ていました。

捕獲活動や外来種のレクチャーを通して、生物多様性の保全のために外来種(の中でも生態系に対して悪影響が強い侵略的外来種)を駆除する必要性については理解できるものの、
もとはといえば人間が持ち込んだ生き物であり、その生き物たちはその場その場で懸命に生きているだけなのだから、殺してしまうのではかわいそう、
そう思う気持ちは当然のことであり、活動を続ける中で忘れてはいけないことと思います。


・殺処分以外の駆除方法はないだろうか?

・アカミミガメの原産地である北米の川へ放流してはどうか?

・外来種がいるところを生息地にしてしまえば良いのでは(!)

・生体を捕まえるより、卵の段階で取り除くほうがよさそう

・殺処分をするにしてもより安楽死に近い方法はないだろうか?

・捕獲方法は罠や餌をもっと工夫すれば効率が良くなりそう

などなど様々な意見が出ていました。


この日は生態工房から片岡さんと八木さん、和亀保護の会から西堀さんがかけつけてくれました。
長年カメに関する保全活動を続けていらっしゃる専門家です。

受講生のアイデアに対してひとつひとつ丁寧にコメントをいただきました。
(いつもご協力ありがとうございます!!)



専門家からのコメントを受けて、再度グループに分かれて話し合います。




グループディスカッションのメモ


外来種対策の活動に「完璧なやり方」はなく、当事者が話し合いをしながら「なるべくマシなやり方」を試行錯誤していくしかないのかな、と思っています。
その意味で、今回のフィールドワークはわれわれスタッフにとっても原点に立ち戻る良い機会になったと思います。


「外来種を取り除くことが目標ではなく、自然を再生することが目標」

「外来種がいなくなった佐鳴湖がどんなふうになるのかを具体的にイメージしてみよう」



8/8 フィールドワーク 川遊び×生物多様性 @阿多古川に続きます





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