› とって食べる › 2017年04月

2017年04月14日

【野草をとって食べる】を開催しました!~料理して食べるの部のご報告

みんなのはままつ創造プロジェクト2017採択事業
【とって食べる】 by昆虫食倶楽部

4月2日(日)に【野草をとって食べる】を開催しました!



参加者:大人14名 小人6名 未就学児6名 スタッフ4名

椎ノ木谷での採集の部に引き続いて、料理して食べるの部のご報告です。

場所:高台協働センター



まずは、植物を食べることについてのレクチャーからスタート

植物は動物に食べられることによって、動物の栄養になるわけですが、
一方的に食べらるばかりではなく、なるべく食べられないように防御をしている場合もあります。

一つは、トゲや毛といった物理的なもの。
食べようとすると痛かったり、食べにくかったりします。


もう一つは、化学物質。

トリカブトのような強い毒はもちろん食べてはいけませんが、
毒ではなくても、たくさん食べると消化に悪いタンニンやサポニンのようなものもあるので注意が必要です。

野菜をたくさん食べると健康に良い、というイメージがありますが、
植物によってはたくさん食べ過ぎると体によくないものもあるのです。


食べられる植物、野菜を科で見てみると、アブラナ科は野菜も多く、美味しい。
キク科やマメ科も食べられるものが多い。

逆にナス科の野菜は多いけれど、ナス科は強い毒を持つものも多い。
キンポウゲ科やケシ科は毒草が多いので、食べてはいけない。


そんなさまざまな特性を持つ植物に対して、
人間は火を通したり、アクを抜いたり、もしくは品種改良したりして、
美味しく安全に食べる知恵を持ってきました。

エグみが強い春の野草を、天ぷらなど油で揚げて食べると美味しいのは、高温でエグみが分解されるから。

植物の特性を理解し、工夫しながら、
美味しく植物を食べたいですね。


メモメモ


山盛り採ってきた野草を種類ごとに仕分けます。


セリワラビカラスノエンドウ
ドクダミタマキクラゲヨモギ
ミツバタンポポノビル

他にもいろいろ採ってきました。



ツクシのはかまとりなど、食材の下処理








ヨモギをすりつぶして、


白玉粉に混ぜて、丸めて、


お湯に投入
ヨモギだんごをつくります。


タマキクラゲはピザに




楽しくおしゃべりしながら、天ぷらを揚げていきます



各種天ぷら タンポポ、ミツバ、ドクダミ、スイバ、アザミ、ヨモギなど


カラスノエンドウとタネツケバナのサラダ


ツクシの卵とじ


ワラビのおひたし


キクラゲのピザ


ヨモギ団子


スイバのジャム


いただきま~す








<参加者の感想>
・身近にある野草が採って食べられて、しかも美味しいのはとても良い経験でした。
又、椎ノ木谷という素晴らしい所があることを知り、その中を色々と歩き体験できたのは大きな収穫でした。

・自分で摘みにきて「調理する」という「時間」があるからこそ楽しめるもの。とても贅沢な時間でした。
春の里山もカエルの声も鳥のなき声もとてもよかったです。

・みんなで美味しいものを求めて調理をするというのは、人間の根源的な部分を思い出させてくれて、楽しかった。


ごちそうさまでした~


椎ノ木谷での採集の部の様子


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【お問い合わせ先】
昆虫食倶楽部 夏目恵介
電話:090-9900-0928
メール:tottetaberu@gmail.com


  


Posted by 昆虫食倶楽部 at 17:05Comments(0)開催したイベントの報告

2017年04月05日

【野草をとって食べる】を開催しました!~採集の部のご報告

みんなのはままつ創造プロジェクト2017採択事業
【とって食べる】 by昆虫食倶楽部

4月2日(日)に【野草をとって食べる】を開催しました!


参加者:大人14名 小人6名 未就学児6名 スタッフ4名


まずは採集の部のご報告です。

場所:椎ノ木谷

※今回のイベントは椎ノ木谷保全の会の許可を得て開催しております。
原則的には椎ノ木谷の動植物を採集することはできません。


寒い冬が終わり、気温が少しずつ上がってくるのにつられて、虫たちが動き出し、植物が芽吹いてきましたね~

春です。

普段は、ただ単に「草」もしくは「雑草」としてくくられている植物のなかにも、おいしく食べられるものは意外と多いんですよ。

身近に生えているおいしい野草を摘んできて、料理して、食べる、のが【野草をとって食べる】です。


小林芽里さんにガイドしてもらいながら食べられる野草を探します。


カラスノエンドウ
昨年は、ここの広場にたくさんシロツメクサは花を咲かせていたのですが、今年はほとんどありませんでした。
少し春がくるのが遅れていますね(桜も少し遅いですね)。


その代わりに、今年はツクシがちょうどよいタイミングで、たくさん採れました。

自然を相手にすると、コントロールできない”天まかせ”の部分が多く、イベント主催者としてはドキドキなのですが、

逆にそれこそが自然の中で遊ぶおもしろさなんだと思います。


ツクシボーイズ


おとうさん、これな~に?


サラダで食べるとおいしいタネツケバナ


タンポポは花を天ぷらにします。


椎ノ木谷には、いろいろな環境があって、とてもステキです。


おもしろそうなところにはすぐに子どもが集まります。


ミツバ
これはちょっと大きすぎてあまり美味しくなさそう。。。


小さい子もおにいちゃんに手をひかれながら、がんばって歩きます。


園芸品種(ここの地域にとっては外来種)であるスイセンは駆除します。
家に持ち帰って鑑賞用にどうぞ。


ここはワラビエリア


ワラビが育む友情


先生、これはなんですか?

家族以外の大人とのつながりができて、よい感じです。


キクラゲ 今回はピザの具にします。


ヨモギ 天ぷらでおいしい。ヨモギ団子も作ります。


セリ

いつのまにか大人が夢中になっちゃうのも【とって食べる】の日常風景



料理して食べる編に続きます。


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電話:090-9900-0928
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Posted by 昆虫食倶楽部 at 18:56Comments(0)開催したイベントの報告

2017年04月01日

【とって食べる】の2017年度版チラシができました!

みんなのはままつ創造プロジェクト2017採択事業
【とって食べる】 by昆虫食倶楽部





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Posted by 昆虫食倶楽部 at 21:51Comments(0)今後のイベント情報