2022年02月15日
和亀保護の会のフィールド、大正川でカメ捕獲してきました
【とって食べる】 by 昆虫食倶楽部

昆虫食倶楽部のカメ捕獲活動のアドバイザー的存在としていつもとてもお世話になっている和亀保護の会の西堀さんにお願いして、彼らのフィールドである大阪の大正川でのカメ調査に参加させていただきました。

この日集まった愉快な仲間たち。
小坪遊さんは、2021年のガチ!生物多様性塾の講師で参加してもらって以来の再会でした。記者から次長(デスク)になって忙しいとのことでしたが、お元気そうでした。
生物採集系YouTuberのマーシーさん(@獲ったり狩ったり)も参加。
Youtubeで生計を立てている人と出会ったのは初めて!
その他、行政の職員さん、研究者さんなど多彩な顔ぶれ。
まずは大正川の中でも(そして大阪全体の中でも)生物多様性が豊か『だった』場所の見学からスタート

生物多様性が豊か『だった』頃の写真
住宅地を流れる都市河川ですが、とても良い雰囲気で、いろいろな動植物が生息していたそうです。
なぜ過去形なのかというと・・・

全景の良い写真がなくてすみません。
1年ほど前に行われたしゅんせつ工事の結果、だいぶ悲しい環境になってしまっていました。
工事前に行政の担当部署や施工業者と話し合いをして「なるべく生物環境に配慮した工事にしてほしい」と要望を伝えたり、生き物の救出作戦をしたりと、いろいろな努力はしたそうですが、結果的にはだいぶ大きなものを失ってしまった。
鉄分を多く含む地層を掘り返してしまったことで水が赤くなっていたり
湾曲して複雑だった流れが、まっすぐ単調になってしまったり
重機に踏まれ、土砂に埋まってしまった生き物も多数いたり
ただ、本来はまっさらになるはずだったところに大きな中洲を残してもらえたとか、新たにワンドを作ってくれたとか、要望を聞いてもらえた点もあったとのこと。
もっとひどい状況になっていた可能性は十分あったので、そう考えると努力の結果「最悪」は回避できたのかもしれない、と仰っていたのが印象的でした。
単調になってしまった川の流れに少しでも変化をつけられるように、中洲を削ったり、川底を掘ったりといった作業を続けているそうです。
失われてしまった命はもとには戻りませんが、前を向いて、生物多様性の回復力を信じて、一歩一歩すすんでいくしかないですね。
防災面を考えればしゅんせつ工事をしないわけにはいかないし、予算や工期の制限もあるので、なかなか生物多様性的に理想的な状況にもっていくのは難しいですが、今回の出来事が他の現場にとっての参考になることで少しでも良い状況に向かっていってほしいな、と思います。

さて、次は少し下流に移動してカメ捕獲開始
昆虫食倶楽部では、夏場にカメ用の罠を使った捕獲をしていますが、今回は手探りでの捕獲です。
カメは寒い冬の間は、中洲の横穴やたまっている落ち葉や泥の下などでじっとしているので、それを手や足で直接探ります。
ただ、今回のフィールドは、中洲の横穴はヌートリアが掘りまくっていてカメに適した横穴がなくなってしまったようで、捕まえたのはほとんどが川底の泥の中でした。

クサガメゲット
最初は感覚がよく分からず苦戦しましたが、一度捕まえたらだんだん感覚がつかめてきて、最終的にたぶん13匹捕まえました(クサガメとアカミミガメが半々ぐらい)

カメだと思ったらドブガイ、ということがよくありました。

朝日新聞の小坪さん

生物捕獲系Youtuberマーシーさん(@獲ったり狩ったり)が、巨大なコイを捕まえました!

と思ったら、ヌートリアも捕まえてました!!
すげー
さすが

ヌートリアのフンだそうです。
ソーセージのような形状が特徴的ですぐに覚えられました。
このフィールドではいたるところに落ちていて、川にもプカプカ浮いていて、相当な数のヌートリアがいそうです。
佐鳴湖でもヌートリア捕まえるぞー

コイのおなかを開けてみたら、無数の卵が・・・
計測してみたら卵だけで1kg以上ありました。
これだけ卵をうむならどんどん増えるわけだ。

ゴミ拾いもしました。
佐鳴湖もゴミが多いけど、ここにも大量のゴミが

縄梯子で川に降りる。
僕は高所恐怖症なので、結構怖かった。
なかなかキビシイ現実を見せられた反面、
その中でも希望を信じて活動を継続している様子を見ることができ、
なにより多彩で愉快なみなさんと一緒に楽しくカメ捕獲ができました。

おつかれさまでした
ありがとうございました
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昆虫食倶楽部 夏目恵介
電話:090-9900-0928
メール:tottetaberu@gmail.com

昆虫食倶楽部のカメ捕獲活動のアドバイザー的存在としていつもとてもお世話になっている和亀保護の会の西堀さんにお願いして、彼らのフィールドである大阪の大正川でのカメ調査に参加させていただきました。

この日集まった愉快な仲間たち。
小坪遊さんは、2021年のガチ!生物多様性塾の講師で参加してもらって以来の再会でした。記者から次長(デスク)になって忙しいとのことでしたが、お元気そうでした。
生物採集系YouTuberのマーシーさん(@獲ったり狩ったり)も参加。
Youtubeで生計を立てている人と出会ったのは初めて!
その他、行政の職員さん、研究者さんなど多彩な顔ぶれ。
まずは大正川の中でも(そして大阪全体の中でも)生物多様性が豊か『だった』場所の見学からスタート

生物多様性が豊か『だった』頃の写真
住宅地を流れる都市河川ですが、とても良い雰囲気で、いろいろな動植物が生息していたそうです。
なぜ過去形なのかというと・・・

全景の良い写真がなくてすみません。
1年ほど前に行われたしゅんせつ工事の結果、だいぶ悲しい環境になってしまっていました。
工事前に行政の担当部署や施工業者と話し合いをして「なるべく生物環境に配慮した工事にしてほしい」と要望を伝えたり、生き物の救出作戦をしたりと、いろいろな努力はしたそうですが、結果的にはだいぶ大きなものを失ってしまった。
鉄分を多く含む地層を掘り返してしまったことで水が赤くなっていたり
湾曲して複雑だった流れが、まっすぐ単調になってしまったり
重機に踏まれ、土砂に埋まってしまった生き物も多数いたり
ただ、本来はまっさらになるはずだったところに大きな中洲を残してもらえたとか、新たにワンドを作ってくれたとか、要望を聞いてもらえた点もあったとのこと。
もっとひどい状況になっていた可能性は十分あったので、そう考えると努力の結果「最悪」は回避できたのかもしれない、と仰っていたのが印象的でした。
単調になってしまった川の流れに少しでも変化をつけられるように、中洲を削ったり、川底を掘ったりといった作業を続けているそうです。
失われてしまった命はもとには戻りませんが、前を向いて、生物多様性の回復力を信じて、一歩一歩すすんでいくしかないですね。
防災面を考えればしゅんせつ工事をしないわけにはいかないし、予算や工期の制限もあるので、なかなか生物多様性的に理想的な状況にもっていくのは難しいですが、今回の出来事が他の現場にとっての参考になることで少しでも良い状況に向かっていってほしいな、と思います。

さて、次は少し下流に移動してカメ捕獲開始
昆虫食倶楽部では、夏場にカメ用の罠を使った捕獲をしていますが、今回は手探りでの捕獲です。
カメは寒い冬の間は、中洲の横穴やたまっている落ち葉や泥の下などでじっとしているので、それを手や足で直接探ります。
ただ、今回のフィールドは、中洲の横穴はヌートリアが掘りまくっていてカメに適した横穴がなくなってしまったようで、捕まえたのはほとんどが川底の泥の中でした。

クサガメゲット
最初は感覚がよく分からず苦戦しましたが、一度捕まえたらだんだん感覚がつかめてきて、最終的にたぶん13匹捕まえました(クサガメとアカミミガメが半々ぐらい)

カメだと思ったらドブガイ、ということがよくありました。

朝日新聞の小坪さん

生物捕獲系Youtuberマーシーさん(@獲ったり狩ったり)が、巨大なコイを捕まえました!

と思ったら、ヌートリアも捕まえてました!!
すげー
さすが

ヌートリアのフンだそうです。
ソーセージのような形状が特徴的ですぐに覚えられました。
このフィールドではいたるところに落ちていて、川にもプカプカ浮いていて、相当な数のヌートリアがいそうです。
佐鳴湖でもヌートリア捕まえるぞー

コイのおなかを開けてみたら、無数の卵が・・・
計測してみたら卵だけで1kg以上ありました。
これだけ卵をうむならどんどん増えるわけだ。

ゴミ拾いもしました。
佐鳴湖もゴミが多いけど、ここにも大量のゴミが

縄梯子で川に降りる。
僕は高所恐怖症なので、結構怖かった。
なかなかキビシイ現実を見せられた反面、
その中でも希望を信じて活動を継続している様子を見ることができ、
なにより多彩で愉快なみなさんと一緒に楽しくカメ捕獲ができました。

おつかれさまでした
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