みんなのはままつ創造プロジェクト2017採択事業
【とって食べる】 by昆虫食倶楽部
8月6日(日)に
【セミをとって食べる】を開催しました!
セミとり編に続いて、料理して食べる編のご報告です。
まずはとってきたセミを数えます。
アブラ♂14 アブラ♀17 クマ♂57 クマ♀44 合計132匹!
クマゼミのほうがだいぶ多いですね
(ゆる~く数えたので、正確ではないかもしれません)
本日のメニュー
・セミの素揚げ
・セミマヨ
・はちのこ入り韓国風海苔巻き
・タガメドレッシングのサラダ
・コオロギとジャイアントミールワームのオムレツ
・テナガエビの素揚げ
セミは低温の油でじっくりと揚げます。
160℃か、もっと低温でもいいかもしれません。
低温で揚げたあと一度取り出しておき、食べる直前に高温の油でさっと揚げる「二度揚げ」がいい感じです。
みんなで手分けしながら料理します。
つまみ食い〜(全然OK!!)
「すごくおいしい!」「おいしすぎてとまらない」と驚いていました。
セミマヨ用には、醤油、酒、ニンニクのたれにしばらくつけておきます。
中まで味がしみるように、今回は縦半分に切ってつけてみました。
これが正解でした。
ちゃんと味がしみることに加え、歯ごたえ、食べやすさも良い具合になりました。
ジャイアントミールワーム(↑)とコオロギをバターで炒めます。
彩りにピーマンを加え、スペイン風オムレツにしていきます。
こちらは海苔巻き
はちのこの甘露煮をたっぷりと、食べるラー油を混ぜたご飯を海苔巻きにします。
これはフードコーディネーターの
上村尚美さんが、昆虫食になじみがない人でも気軽に抵抗なく食べられる料理を、という思いで考案した料理です。
レシピはこちら
つづいてはタガメ
厳つい見た目からは想像できないようなフルーティーな香りが特徴です。
日本のタガメは激減してしまっているので、
タイ食材店で売っている輸入タガメを購入しました。
お腹を開き、中身を掻き出して、ドレッシングを作ります。
事前に佐鳴湖で捕まえておいたテナガエビ
素揚げにします。
セミの幼虫、羽化したてのセミ
(今回のセミとりでは幼虫をつかまえることができなかったので、事前に捕まえておいたものを幾つか料理しました)
セミマヨ
コオロギとジャイアントミールワームのオムレツ
はちのこ入り韓国風海苔巻き
セミ南蛮
こちらは『昆虫食夫婦』として活躍する(!)北野さん(妻)に作っていただきました。
特製タルタルソース、マスタードソースを付けていただきます。
なんとデザートも!
ダンゴムシのせレアチーズケーキ
こちらも北野さん作です。
セミ南蛮とケーキはもはや昆虫食の枠を超えて、とてもおいしそう!
さすがです。
北野さん夫婦が載った新聞記事(2017/5/9 朝日新聞朝刊)
昆虫食べて、夫婦愛のレシピ 色彩豊かに紹介
昆虫食のバイキングだぁ!! すごい。
いただきま〜す
もくもくとセミを食べ続ける少年
こんちゅうクンが昆虫を食べるの図
取材で参加していた高校の放送部員さん
セミを食べるイベントも4年目に入り、セミの料理法がかなり上達してきた気がします。
今回かなりたくさんのセミを料理しましたが、すぐに完食してしまいました。
今回の気付き
・セミの二度揚げ(低温でじっくり+高温でさっと揚げる)はかなり良い感じ
・たれに漬け込む料理は、縦半分にカットすると良い
・ダンゴムシ(揚げたもの)は意外にもイケます。サクサクしていて食感のアクセントとして使えそう
・ソフトシェル セミ(羽化したてのセミ)はふわふわサクサクでやはりとてもおいしい
・が、それをつかまえて料理するのは結構心理的にハードルが高い
(何年も土の中にいてやっと地上に出てきて、これから羽ばたくぞ~というタイミングだもんね~。年に1回、1匹限定とかで感謝しながら食べるようにしようかな)
【とって食べる】のイベントでは、
なによりも「楽しい」「おいしい」という雰囲気を大事にしています。
そんな中でも、実際に生き物を手にとってみると、各自いろいろな感情が出てきたり新たな発見があるようです。
特に今回は、羽化したてのセミに出会えることができ、「命について考えた」といったような感想が多かったです。
この記事を書いている8/24は、まだまだ暑いですが、あれだけうるさかったクマゼミもほとんど声を聞かなくなりました。
代わり秋の虫たちの声を聞くようになりました。
セミを食べられるのも1年のうちごく限られた期間なんですね。
自然の恵みに感謝しながらこれからも活動を続けていきたいです。
ごちそうさまでした~
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【お問い合わせ先】
昆虫食倶楽部 夏目恵介
電話:090-9900-0928
メール:
tottetaberu@gmail.com